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【セミナー/イベントレポート】 ~NYのバー業界をけん引するジム・ミーハン氏インタビュー~

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 ラグジュアリーな空間とホスピタリティで世界からも最高級ランクのホテルとして認められている「パーク ハイアット 東京」。このほど、同ホテルが四季折々に提案している高水準な食スタイルのイベントのひとつとして「The Tao of Cocktails~ニューヨーカーを魅了するカクテルの真髄」が3月20~23日にわたって52階に位置する「ニューヨーク バー」で開催された。ゲストとして招かれたのは、アメリカで最も注目を集めているバーテンダーのジム・ミーハン氏と彼のチーム。同氏はサントリーから新しく日本に上陸したカリブ海エリア売上No.1ラム「BRUGAL(ブルガル)」を使い、このイベントのためにオリジナルカクテルを創作した。今回は4日間限定のスペシャルなひとときを提供したミーハン氏に、ブルガルの魅力と本国でのカクテル・トレンドなどについて話を聞いた。



3種類のブルガルを使って
日本の「四季」をイメージ


――今回のスペシャルカクテルのレシピについて、お話を聞かせてください。
 「日本の四季」をテーマに、クラシックなレシピの要素を取り入れてみたんだ。今回は日本の季節の変化に合わせ、ブルガルの3種類をそれぞれ使ったよ。春は「Green Thumb」。ドライですっきりした特長が生かされている「ブランコ」を使った、アペタイザー風のカクテルにしてみたんだ。日本の伝統的なドリンクでもある抹茶を使い、フレッシュさとブライトネスなイメージに仕上がったと思う。これは誰にでも幅広く好んでもらえる味だよ。
 夏をイメージして作ったのは「Oki-Nomi」。ここにはリッチな味わいの「アネホ」を選んでみた。チョコレート味のリキュールに、パッションフルーツやお好み焼きソースを加えた面白いカクテルだよ。

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jim03.jpgのサムネール画像 「ブルガル」はそれぞれ個性がある。
それを生かし、お客様に1杯を提供


――カクテルに使われた「ブルガル」の魅力をお聞かせください。また、ニューヨークではどういった評判を得ているのでしょう。
 ラムというのは気軽に使うことのできるスピリッツだ。中でも「ブルガル」にはそれぞれの種類によって異なる個性がある。ティピカルであり、力強さもあり......。いま、ニューヨークにはラムのトレンドが来ているように感じるよ。私の店のお客様はみんな島国の出身者が多いけれど、そういったルーツを持つ彼ら一人ひとりに合わせた1杯を作るようにしているんだ。
 日本も含め、どの国にも自国の酒のブランドイメージがあると思う。たとえばイングランドやスコットランドならバグパイプ、それに映画「007」もカクテルの印象が強いだろう? もちろん、日本のウイスキーにも日本の文化が感じられるね。同じように「ブルガル」には、青い海やカリブのビーチといったイメージがあるんだ。このパーク ハイアット 東京には海はないけれど(笑)、カクテルを飲んだ人たちが海を連想するような1杯を作ってみたかった。いわゆる「カリビアン」な雰囲気を、日本のみんなにも体験してもらいたいと思ってね。


いま、NYはTikiカルチャーが旬。
ラムとの愛称はパーフェクトだね


――現在、ニューヨークのカクテルのトレンドは?
 約10年前にTikiカルチャーが出てきた。みんなそれにとっても興味を持ってね。以前は誰もがロングカクテルを飲んでいた時期があったよ。そこからマティーニのようなクラシックなカクテルに回帰し、そのあとに何が来るのかスタッフとリサーチしたんだ。そこで出てきたのがTikiカルチャー。カリブ海をイメージしたカクテルとラムはパーフェクトな相性だと思ったよ。
 これまでにさまざまなバーを経てきたけれど、このパーク ハイアット 東京の「ニューヨーク バー」はとてもファニーな場所だね。大人たちが集まって楽しい会話とジョークを楽しむ、そんな所だと感じたよ。でも、そんな彼らも気分が落ち込むことはある。その気分が晴れるようなカクテルを作りたいんだ。そのフレッシュさがTikiにはある。ニューヨークという街はビーチカルチャーがない。それはリアルではないけれど、1杯のカクテルで曇り続きの天気の街でもビーチ気分を味わえるだろう? ひと口飲んでビーチにエスケープできる――そんな理由から、いまはTikiカクテルが人気なんじゃないかな。



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食と酒は誰もが楽しめるもの。
もっとカクテルの文化を盛り上げたい


――ご自身における、今後の展望をお聞かせください。
 もっともっと、カクテルの文化を盛り上げていきたいね。食と酒というフードカルチャーは、人生に欠かせないもの。その中でもカクテルはみんなが楽しむことのできるものだね。自分にできることは素晴らしいカクテルバーを増やし、様々なカクテルブックを作っていくこと。ニューヨークには本当に色々な職業やルーツを持つ人々がいるけれど、その人たちのためにこれからもカクテルを提供していきたいね。これまで長い間、バーテンダーという"カクテルを作るプロ"としてやってきた。これからも常に挑戦し続けたいと思っているよ。


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バーテンダーは人間性が大切。
さまざまなことに興味を持ってほしい


――日本のバーテンダーたちにメッセージをお願いします。
 バーテンダーに必要なものは技術や知識だけじゃない。清潔感や人間性、さらにカクテルを提供するときのスピードなど、サービスにおけるすべての要素が重要なんだ。日本にはスマートな、とてもすぐれたサービスがある。それを大切にしながら、自らを取り巻くすべてのことに興味や関心を持つことで、どんどん活躍の場が広がっていくと思うよ。

 今回、それぞれに魅力ある特長を持った「ブルガル」で、自由な発想をその1杯に表現してくれたミーハン氏。そこでサントリーでは、今年5月に「ブルガル」を使った新しいカクテルコンテストを開催する。同コンテストは応募者の中から選考で選ばれた上位6名が決勝試技を東京で開催、最優秀賞受賞者にはドミニカ共和国にある「ブルガル蒸留所」の研修という、プレミアムなプレゼントが待っている。ドライな味わいの「ブルガル」の魅力をより引き出し、無限の想像力をカクテルグラスに生み出してみてほしい。

◆ブルガルカクテルチャレンジ詳細はこちら
http://bartendersclub.suntory.co.jp/2013/03_brugal/index.html

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【レシピ】
Green Thumb
2 oz. Brugal Blanco
0.5 oz. Lime Juice
0.4 oz. St. Germain Elderflower Liqueur
0.25 oz. Celery Juice
1/8 tsp. Matcha Tea
Dry shake to incorporate the tea, then stir with ice and fine strain into a chilled coupe
Garnish with a slice of cucumber
(Jim Meehan, Winter 2013)

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Oki-Nomi
1 oz. Brugal Anejo
1 oz. Awamori Sochu
0.75 oz. Lime Juice
0.25 oz. Mozart Dry Chocolate Spirit
0.25 oz. Boiron Passion Fruit Puree
0.25 oz. Okonomiyaki Sauce
0.25 oz. Cane Syrup
Shake with ice and strain into a tiki mug gilled with pebble ice
Garnish with half a passion fruit and shaved dark chocolate(John deBary, Winter 2013)

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Good Egg
2 oz. Blandy's 5 Year Old Malmsey Madeira
1 oz. Brugal 1888
0.25 oz. Angostura Bitters
1 Whole Egg
Dry shake, then shake with ice and strain into a chilled fizz glass
Garnish with grated nutmeg
(Jim Meehan & Jeff Bell, Winter 2013)

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