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【セミナー/イベントレポート】 ブルガル カクテル チャレンジ

ドライな味わいが、想像力を刺激する----。
BRUGAL COCKTAIL CHALLENGE(ブルガル カクテル チャレンジ) 決勝試技会

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話題のラムをベースに精鋭たちが独創的なパフォーマンスを展開した試技会ファイナル。

これまでのラムのイメージを一新する"ドライ"な味わいで、既に日本国内でもベースラムのニュースタンドダードの呼び声も高いブルガル。「ブルガル カクテル チャレンジ」は、そんなブルガルのラインナップのポテンシャルの高さを実証すべく、全国の腕に覚えのあるバーテンダーたちが自由な発想とテクニックで表現し競う合う注目のイベントだ。ここでは7月26日に行われた決勝試技会の模様をレポート。多数の応募の中から選ばれた6名の精鋭たちが、120名を超えるオーディエンスを前に自慢のカクテルメイクを披露した。盛夏の東京ベイエリアを見おろすインターコンチネンタル東京ベイのオーシャンビューテラスを会場に、気鋭のバーテンダーたちによるクールで熱いパフォーマンスが繰り広げられる―--。

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新たなムーブメントを担うベースラムのニュースタンダード、その実力。

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昨年10月の国内初登場以来、南国の熱い息吹きを感じさせる本格派ドライラム・ブランドとして日本のカクテルファンの間でもすでに認知されているブルガル。1888年にドミニカ共和国で創設されて以来、蒸溜プロセスに拘り抜いた独自の製法から生み出されるすっきりドライでピュア&クリーンな味わいを身上に「カリブ海エリア No.1ラムブランド」※としてワールドワイドに親しまれてきた。

日本国内ではこれまでに「ブランコ」「アネホ」「1888」の3つのラインナップが発売されている。いずれも、独創的なカクテルメイクを可能にする突出したミキサビリティを誇るラムとして話題を呼んでいる。

昨今のモヒート人気の枠を超えた、カクテルのニュームーブメントを担うベースラムとして、独特の存在感を放つブルガル。実際、決勝試技会で披露されたそれぞれにマルチカラーな魅力を放つ各作品からは、その使い勝手の良さとイマジネイティブなポテンシャルを確かに感じさせてくれた。
※「2011年 IWSRデータより」

いよいよ試技がスタート。
6者6様の独創的なパフォーマンスを展開!

主催者からの挨拶、原産国であるドミニカ共和国大使館公使参事ミゲル・バラゲール氏の来賓祝辞、そして5名の審査員が紹介され、遂にコンペティションがスタートする。夕闇迫る美しいベイエリアの夜景を借景に、6名のファイナリストたちが会場に登場、ラグジュアリーな雰囲気の中にもそれぞれに緊張した面持ちを見せている。

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トップバッターとして登壇しシェイカーを手にした嶋田耕太郎さん(大阪府/ウェスティンホテル大阪 エグゼクティブバー「ブルーバー」)。「カクテルを通じ、ブルガルの新たな魅力を提供したい」と語る関西の精鋭だ。

「ブルガル ブランコ」をベースに、柑橘系のテイストとハーブの香りをミックスした涼感溢れる作品「Larimar(ラリマー)」を披露。グラスのエッジは「デカイパー ブルー キュラソー」と塩でコーラルスタイルに。スカイブルーの色彩に、クラッシュドアイスと添えられたミントチェリーのアクセントもあいまり、まさにドミニカ共和国特産の癒しの宝石「ラリマー」を想起させる佇まい...。その美しさにオーディエンスからもため息が漏れる。ホワイトのジェケットにボウタイのクラシックな装いからして"実力派"の雰囲気を放つ嶋田さんだが、まるで宝石職人が原石を削るようなそのスムースな手付きでも観客を魅了していた。

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続いて登場した森本真樹さん(兵庫県/SHOT BAR 宙)は、「ブルガル 1888」をベースにセレクト。紅茶のリキュールとオレンジジュースを用い、グラスの中に落ち着いた世界観を構築していく。「大人の情熱」を象徴するブラッドオレンジのカラーの新カクテルは「El Domingo(エルドミンゴ)」と題し、エレガンスとカジュアルが同居する作品に仕上げた。「シェリー樽で二次熟成された『ブルガル 1888』の深い味わいを皆さんに知って頂きたい。ダークラムへのエントリーとしても最適。ストレートやオンザ・ロックはハードルが高いが、カクテルからであればきっとアクセスしやすいはず。このカクテルはティータイムにお茶を楽しむ感覚で、休日の昼下がりに味わって欲しいですね」との楽しいコメント。

北陸の新鋭・山本大祐さん(石川県/SUNTORY JIGGER BAR St.Louis)。今回、最年少のファイナリストだ。「カクテルは五感で愉しむもの!」といわんばかりに、時折スタイリッシュなシェイクも加え充実のパフォーマンスを展開。自らも「創る」プロセスを楽しんでいるのがわかる。注目の作品タイトルは「Maduro(マデューロ)」意味は「熟成/成熟」。ベースは「ブルガル 1888」を選択。加えてマリブとブラックコーヒーを駆使し「深い熟成からの目覚め」をリプリゼントするヴィヴィッドな香ばしさを際立たせた。そのパフォーマンス、そして完成した作品は、清心さとカクテルメイクの歴史を同時に感じさせる、いわば"ポスト・クラシカル"な佇まい。ドミニカ特産のシガーに見立てたシナモンスティックのさりげない演出もニクい。

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4番手として登場したのは喜久川道浩さん(愛媛県/Cafe:Bar LEON)。ドミニカダンスミュージックにインスパイアされた作品「Bachata(バチャータ)」を提供。南国を感じさせるトロピカルカクテルだが、バチャータという音楽が秘めるメロウな感覚をグラスに反映させたという。ベースには「ブルガル ブランコ」を用い、アップルマンゴー、レモンジュースをクラッシュドアイスとともにミキサーに。「グアバーナ」でグラデーションをつくり、メレンゲ(それはバチャータの母体となったラテンダンス音楽の名称でもある)を乗せ、さらに「ブルガル アネホ」を注ぐ。「2種類のラムを使うことで重層的な香りが楽しめます。お店ではいつもバチャータを掛けて今日に備えて練習してきました。夏の夜、ダンスを楽しみながら味わって頂きたい1品です」とコメント。

山本涼子さん(東京都/Bar 羽月)の作品「プンタカーナ〜ritmo de merengue」はドミニカの蒼い海と白い砂のコンストラストをイメージしたトロピカル感満点の1品。「ブルガル ブランコ」と「ブルガル 1888」を使用し、MIDORIメロンリキュールやブルーキュラソー、マリブ、生クリームなどと一緒にシェークし、シュガーデコレーションが施されたカクテルグラスに注いだ。グラスボトムに映える淡いエメラルドグリーンと、砂浜を意識したという白い砂糖、そしてグラスのふちに飾りとして添えたライムピールの色彩の調和が見事。キュートな女性らしい作品ともいえよう。生クリームをミックスしたことで、カクテル全体に「まろみ」を与え、女性にも飲みやすい仕上がりとなっている

試技ラストを飾ったのは佐藤由紀乃さん(東京都/codename MIXOLOGY akasaka)の祝祭感溢れるカクテル「FESTIKIVO(フェスティキーボ)」。スペイン語で「お祝い」を意味する「Festivo(フェスティボ)」と「Tiki-style(ティキ・スタイル)」を組み合わせた佐藤さんの造語だ。「ブルガル アネホ」をベースに、ティーリキュールやパイナップルジュース、アーモンドシロップなどをミックス。ドライオレンジアニスとミントをデコレーションに用いた。「流行の Tiki-styleを取り入れ、『ティフィン  ティーリキュール』の華やかな香りと上品な甘さにより、女性のお客様に喜んでもらえるカクテルを提案。一方で、ブルガルの最大の特徴であるドライテイストにより、甘すぎずバランスの取れた味わいになったとコメントしていた。

従来のイメージを一新。
来場者が口々に賞賛した"ドライ"の妙味。

個性溢れる6名の試技が無事終了すると、審査員は別室に移動して最終審議をスタート。この間、来場者には「ブルガル  ドライ モヒート」が振る舞われた。涼しい浜風が頬を撫でる屋外テラスで試飲を楽しむ。口当たりのよいドライラムにハーブの芳香が漂う。真夏の夜にぴったりだ。来場者は口々に「ドライテイストのキレを実感した」との感想を漏らしていた。「モヒートのイメージが少なからず変わった」「過度に甘くなく、ラム自体の本来の味わいが楽しめる」などといった意見も聞かれ、皆それぞれに新たなるラムの魅力の一端を味わうことができたようだ。

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会場では、この8月から全国で順次発売されることになった「ブルガル エクストラドライ」も来場者に紹介された。昨年秋の発売以来、好評を博してきた「ブルガル ブランコ」をリニューアルし、さらにドライな味わいを追求したブルガル入魂のニューラインナップ。アメリカンホワイトオーク樽により2〜5年熟成させた原酒を使用することで、群を抜くドライテイストに加え、より重厚感のあるしっかりした味わいを実現。コンパクトでスタイリッシュなボトルデザインを採用することで、エントリーユーザーにも手に取りやすいアイテムとなった。カクテル愛好家ならずとも要注目の1本だ。

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当日は、コンペティションの審査のため、またブルガル社を代表するプレゼンターとして、ドミニカ共和国からジャジル・ルーシア・ヴィラヌーヴァ女史が特別来日。カリブ海きっての特産品であるブルガルラムのブレンダーとしてラム作りの現場の最前線に立っている彼女だが、実はブルガル創業家の一員でもある。表彰式でのプレゼンテーションでは、ブルガルブランドの各マーケットへの展開や製造工程、蒸溜所などを自ら紹介し、VTRを交えながら、由緒あるブルガルの歴史、そして未来についてアピールしてくれた。

「日本には様々な文化的要素が混在しており、同時に街には歴史的な建造物も多く残っていて、とても興味深く感じました。様々なバーにも足を運んでみましたが、どこでもバラエティーに富むカクテルが提供されていて、非常に驚きましたね。私たちの商品には、そうした日本の多様な価値観に合う多彩なラインナップが揃っています。消費者の皆様には一度飲んでみていただいて、様々なカクテルのベースとして、是非試してみていただきたいと考えています」

厳正な審議の結果、"Larimar(ラリマー)"が最優秀賞に決定!

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5名の審査員による審議が終了し、表彰式の準備が整うと、まずは来場者を交えヴィラヌーヴァ女史の発声による乾杯が交わされた。ブルガル社のプレゼンテーションに続き、いよいよ審査結果が発表される。和気あいあいとしたカジュアルな雰囲気の会場に、しばしの沈黙が流れる――。

栄冠に輝いたのは、嶋田さんの作品「Larimar(ラリマー)」。
夏らしい、涼感溢れる"癒しの石"が、ハイレベルな競演を制し、ベストカクテルと認定された。

嶋田さんは、最優秀賞として、ブルガル蒸溜所の視察研修旅行へ招待される。目録を受け取ると、普段のクールな表情が崩れ、笑みがこぼれた。
「現地の蒸溜所に研修に行くのが夢でした。本当に嬉しいです」

また、6名のファイナリスト全員に国内未発売の限定品「ブルガル社創業125周年記念ボトル パパ・アンドレス」がブルガル社より贈呈された。

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最後に、審査員を代表してサントリースクール元校長の花崎一夫氏より講評が述べられた。
「作品を創造していくなかで、皆さんが一番苦心したのはネーミングだと思います。個性的で素晴らしいネーミングの作品が揃っていましたが、その語感から中身が想像できるという点では、レベルの高いカクテルが揃っていたと感じます。一方で、"ドライ"と"スタイリッシュ"という2つのアドバンテージを前面に出した、ブルガルそのものの味わいがより楽しめるシンプルな作品があっても良かったかな、という気もします。今回、最優秀賞に輝いた作品は、おそらく最もベースラムの"良さ"を引き出した作品だったと、そう思います」

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表彰式終了後には戦いを終えたファイナリストたちが全員でフロアに降り立ち、カクテルデモンストレーションを行った。来場者は彼らと直接会話を交わしながら、間近にそのテクニックを感じ、珠玉のカクテルたちを堪能。その味わいにフロアのところどころに驚嘆の声が上がっていた。

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独創的かつシンプルに。べ―スラムの"真髄"を最大限に活かすため、これからも冒険清心溢れる多くのバーテンダーたちによって、様々なチャレンジが為されて行くことだろう。そしてブルガルラムは彼らのモチベーションを高める無尽蔵のポテンシャルを秘めている――。そんなことを実感する一夜だった。

ブルガルのラインナップが、国内のバーシーンに"ニュー・クラシック"として定着する日は、きっとそう遠くはないだろう。

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【最優秀賞】
嶋田耕太郎作  Larimar(ラリマー)
ブルガルブランコ /40ml
マスカットリキュール ド フランス ミスティア /10ml
デカイパー ブルー キュラソー /1tsp
フレッシュグレープフルーツジュース /20ml
ハチミツ /10ml
タイムの葉 /1本
レモングラス /1本
セロリの葉・レモンピール・アラザン(飾り用) /適量

※グラスのエッジを「デカイパー ブルー キュラソー」と塩でコーラルスタイルにし、グラスにタイムの葉、レモングラスを入れる。シェーカーに材料を入れ、シェークし、グラスに注ぐ。クラッシュドアイスを入れ、軽く混ぜあわせる。グラスのふちに、セロリの葉、ミントチェリー、レモンピール、アラザンを飾り付ける。

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